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「東山線」考(京都市電の話)

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毎度ご乗車ありがとうございます。

 京都の地名の話です。例えば西大路通と三条通の交差点は「西大路三条」、烏丸通と今出川通の交差点は「烏丸今出川」と、東西の通りと南北の通りの名前を組み合わせた名称になってます。ところが東大路通に限っては「東大路○○」ではなく「東山○○」なんですね。ちなみに現在の市バスの行先表示で「東山通」とあるのは地元の人が習慣的に使っている俗称のようなもので、正確には「東大路通」なんです。

 話がややこしくなってしまいましたが、かつて東大路通を走っていた市電は「東山線」でした。市電の路線名は伏見線を除いて敷設されている通りがそのまま線名になっていましたが、東大路通だけがなぜ東大路線ではなく東山線になったのでしょうか。

 東山線が最初に開通したのは大正元年12月、東山三条~渋谷通(現在の馬町)間でしたが、当時の道路名はどうも「東山通」だったようなんですね。それが昭和になって市電の西大路線が開通した時、西大路通に対して東山通を「東大路通」に改称したと思われるフシがあるんです。でも地名と市電の線名は「東山」のまま残されて、それが現在まで続いているんですね。

 この東山通は市電のあった頃は「東山線通」と呼ばれていたこともあったようで、現在でもお年寄りの中には東山通を「東山線」と呼んでいる方もいらっしゃいます。市電の路線名がそのまま通りの名称になっていたのは、それだけ市電の存在意義が大きかった証だと思います。
 と言うことで最後に昔撮影した東山線の市電の写真を掲載させていただきます。

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コメント

京洛電軌さん、なつかしい話をどうもです。
東山線の名称は前から気になっていて、そういう事でしたか。祇園や熊野神社前、百万遍や高野と固有の地名を使うことも多いようですね。
ただ東大路よりは東山の方が言いやすいですね。6文字より5文字のほうが滑らかに言えますし、俳句や短歌の影響で5文字の東山にしたのかな?とも思っていました。
北大路や西大路、横大路も5文字、南大路はありませんね。

投稿: クハ55071 | 2016年6月 5日 (日) 11時13分

クハ55071様;
 こんばんは。南大路はありませんが昔は九条通を九条大路と称していた時代があって、市電の停留所も「九条大路河原町」「九条大路大宮」と称していたようです。余談ですが6文字と言えば大和大路がありますね。もっともこれも通称の「繩手通」のほうがよく使われてますが……。

投稿: 京洛電軌 | 2016年6月 7日 (火) 22時34分

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