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伏見線冷遇疑惑?

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毎度ご乗車ありがとうございます。

 今日は久しぶりに京都市電の話をしたいと思います。

 昭和37年3月9日付の京都新聞に寄せられた一伏見区民からの投書です。
「市電の伏見線を利用している者ですが、この線には旧型の電車しか走っていません。こんな電車に乗って中書島~河原町二条の長区間にたえるのは大変です。他の路線には新車が走っているのに、同じ料金でありながら伏見線だけを特別扱いするのはなぜですか」

 ここに出てくる「旧型の電車」とはもちろん500型のことですが、投書に対して九条車庫は「伏見線は最近利用者が急速度に増えているので、台数を増やす以外に大型車を走らせて輸送力を増さねばならない。今同事務所の大型車は500型が主力になっているので、やむを得ず同線に使っているわけで、決して差別待遇しているのではない」と回答していました。

 ただこの記事には1000型については全く触れられていませんでした。同型は500型より大型で車齢も若く、九条車庫にも配属されていました。このためもし1000型が伏見線に運用されていたらこのような投書はなかったと思われます。にもかかわらず同型が伏見線の運用に入ることはありませんでした。と言いますのも1000型は肥後町~西大手筋間に存在する急カーブを通過することが出来ず、伏見線は棒鼻までしか入線できなかったんですね。そこで500型が投入されることになったのですが、当時九条車庫に所属していた同型10輌のうち、朝ラッシュ時にはなんと8輌が伏見線で運用されていました。ちなみに夕方のラッシュ時には2輌運用されていましたが、昼間時の同線運用はなかったそうです。

 最後にこの記事で気になる記述がありました。
 交通局業務課では「近く新しい大型車を九条営業所に数台ふやす計画をしているので、当然これが古い車にかわって伏見線を走るようになるでしょう」といっています。
 当時の最新型車輌といえば700型ですが、そんなに大型とは言えないですし、ひょっとして何か新形式の計画でもあったんでしょうか? 

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