2020年7月
幻の京津線3連急行
毎度ご乗車ありがとうございます。
京阪260型265がこのほど完成しました。同型は本来なら相棒が必要なんですが、今回は旧作の263+264の中間に組み入れて、計画のまま終わった「京津線3連急行」を表現してみました。
京津線の急行3連化は、1960年代初頭に実際に計画されていました。しかしそのためには京津線各駅のホームの延長や変電所の増強など様々な準備が必要だったのと、併用軌道の3連での走行に法的な問題があって結局実現しませんでした。その一方で普通は全て2連化されましたが、急行も2連のままで輸送力に問題なかったので、この計画は立ち消えになってしまいました。
しかしながら実車では幻に終わった計画を具現化できるのも模型ならではの楽しみです。令和のレイアウトで3連急行を走らせていると、ふと60型(びわこ号)に替わって260型による京阪本線との直通運転も可能だったのではないかと思ってしまいました。これも何らかの形で具現化してみたいですね。
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本線レイアウト再改修~小高い丘に樹木を植えました~
毎度ご乗車ありがとうございます。
本線レイアウトの余白スペースに植樹することは先の拙ブログにも書きましたが、ただ樹木を植えるだけでは面白くないので、この部分に粘土を盛り付けて小高い丘の一部分(のつもり)として木を植えました。ただ植樹する時になって初めて気付いたのですが、製作した樹木は9mmゲージ用のサイズとしてはかなり大きく、2本植えたらいっぱいになってしまいました。
せっかくの樹木もたった2本だけでは面白くないので、レイアウト北西角の祠の後ろにも大木を1本植えました。一応「御神木」のつもりです(笑)今のところ3本しか植樹できませんでしたが、この関水製の樹木キット、軽便にも十分使えると思います。いや、むしろ軽便レイアウトの方が向いているかも知れませんね。いずれにせよ、自分自身の造形感覚の向上が最優先事項ですね……。
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本線レイアウト再改修~並みのセンスじゃとても無理?~
毎度ご乗車ありがとうございます。
本線レイアウトの余った土地は、とりあえず樹木で誤魔化そう(!)と、関水製樹木キット・広葉樹(中)を購入しました。本当は昔ながらの(?)方法で針金で幹と枝を作り、それにスティールウールやナイロンタワシを付けて量産したかった(このほうがコストもかからないので)のですが、それにはハンパない造形センスが必要なんですね。昔のTMS誌にも「ある程度の造形感覚を要する」と記されていましたが、ある程度どころか、超高度な造形感覚がないととても作れないと感じました。
そこでこの樹木キットを購入したのですが、はっきり言って、製作方法そのものは非常に簡単です。幹と枝を曲げてそれに付属のフォーリッジを接着するだけなんですが、ここでもハイセンスが要求されるんですよね。キットの説明書には「センスの良い形にしてください」と簡単に書かれていましたが、実際にはそんな簡単には行かないです(笑) ひとまず1本試作してみましたが、何だか今一つカッコ良くないなっていうのが正直な感想です。ただフォーリッジによる木の葉の表現はナイロンタワシよりはるかに実感的でしたね。
ともあれ、樹木製作は車輌製作よりある意味難しいものがあります。今回試作してみて改めて自分のセンスのなさを痛感しましたが、樹木製作そのものは決して苦ではなく、むしろ楽しかったし、これからもどんどん作っていきたいとさえ思いました。これもやっぱり作るのが好きだからでしょうね……。
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黒い京阪電車もあります
毎度ご乗車ありがとうございます。
前回まで「青い京阪電車」を3輌立て続けに製作しましたが、今度は「黒い京阪電車」を作り始めました。
黒い京阪電車、といっても何のこっちゃ分からん方もいらっしゃるかも知れませんが、早い話が電動貨車のことです(笑) 作っているのは3020型3021で、後に121に改番された車輌です。実車は後に前後にボンネットがつきましたが、製作しているのはその前、まだ3020型だった頃の姿です。貨電なので窓抜きは少なかったのですが、車体にいろいろ付けるものがあって意外に手間がかかりました。屋根は今回、GM製キットのパーツを流用してみました。屋上機器は『鉄道ピクトリアル』No.189に掲載されていた同車の写真を参考に製作しました。塗装はタイトルの通り黒一色。実車は後年、前面に警戒塗装が施されましたが、前述の写真では警戒塗装がなかったのでモデルもしませんでした。
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